味覚障害や脱毛などの亜鉛不足の症状

亜鉛不足の症状として、まず一番知られているのは味覚障害でしょうか。亜鉛は体中、全ての細胞に存在するミネラルですが、偏った食事や亜鉛を失う添加物など、さまざまな原因(主に食生活)によって亜鉛不足の症状が出てきます。

亜鉛は、たんぱく質の合成や免疫機能保持などにも関わる重要なミネラルで、体が必要としている亜鉛はたった2グラム(体重70キロの場合)にも関わらず、これが不足してしまうと脱毛、性欲減退、風邪を引きやすくなる、などの困ったことになってしまいます。

亜鉛は、牡蠣をはじめとする食べ物から自然と摂取するのが一番ナチュラルですが、どうしても好き嫌いによって食べられないものが多い方はサプリメントを利用するのもおすすめです。

ちなみに亜鉛の化学式は「Zn」です。薬局などで探す時に、パッケージにこちらが目立つように書かれているかもしれませんので、亜鉛・Znで探してみてください。

妊婦と新生児の亜鉛不足の症状

妊婦は葉酸やビタミン、カルシウム、ありとあらゆる栄養素が必要ですが、亜鉛もまた大事なミネラルです。妊婦の亜鉛不足の症状としてはつわりが重くなるなどですが、母体に亜鉛不足の症状が現れるということは胎児にも影響が出るということ。この場合、母体に亜鉛が少ないと子供が喘息になりやすいという研究結果もあります。また、新生児は成長していくために多くの亜鉛を必要としています。

身体がどんどん成長していく、新生児期。この時は非常に多く亜鉛を消費しますので、母乳にもたくさんの亜鉛が含まれています。

妊娠中、及び授乳中は意識して多く亜鉛を摂取し、ママ本人も、赤ちゃんも、亜鉛不足の症状が出ないように気をつけたいですね。妊娠中の亜鉛不足は喘息だけでなく湿疹などにもつながるといわれますから、医師や助産師と相談して、適量の亜鉛をとれるサプリメントも利用してください。

亜鉛不足の症状と透析の関わり

腎臓病など、透析を必要とする人には亜鉛が必要です。最近では糖尿病による腎症のため透析を受ける人も多いのですが、こちらの場合は特にすい臓でインスリンを作る時に亜鉛が必要です。

ただし、過剰摂取による症状はさほど心配なく、めまいや吐き気程度(これも日常的に異常な高濃度でなければ基本的におきません)なのですが、腎臓などを患って透析を受けている方は過剰すぎる亜鉛を排出する機能が低下しているわけですから、とりすぎには注意してください。

自然な食生活から亜鉛を摂取することからまず始めてみましょう。

亜鉛不足の症状に処方されるプロマック

よく味覚障害や性欲減退、皮膚のかゆみなど、亜鉛不足が疑われる症状で病院へ行くと「プロマック」という薬が処方されることが多いようです。

このプロマックは胃潰瘍に処方される薬で、口の中で溶かして摂取する薬です。プロマックの投薬が終了した後も、牡蠣や豚レバー、ココア、抹茶、プロセスチーズなど亜鉛を多く含む食品をきちんととるように食生活の面も気をつけていきましょう。

更新日:2010年09月03日20時49分40秒